輝の基本情報
四股名 | 輝 大士 |
本名 | 達 綾哉 |
生年月日 | 1994/6/1 |
身長 | 193㎝ |
体重 | 158㎏ |
出身地 | 石川県七尾市 |
出身校 | ― |
所属部屋 | 高田川部屋 |
得意技 | 突き、押し |
初土俵 | 2010年大阪場所 |
十両昇進 | 2014年九州場所 |
初入幕 | 2016年初場所 |
最高位 | 前頭 |
輝の強さについて
190㎝オーバーの長身から繰り出す強烈な突き押し
輝の得意とするスタイルは、突き押し相撲です。
192㎝の長身を折り曲げるように姿勢を低くして相手にあたり、長い手足を利用して相手に組ませず、一気に土俵外に押し出して勝負を決めます。
しかしパワー不足のため、重量級でパワーのある相手に組まれると、力を発揮できずに負けてしまうことも。
本人も、その点を意識しており、懐に潜り込まれないように、かち上げで相手の上体を起こすなど、戦術で弱点を補おうとしているようです。
入門時から期待され順調に出世を遂げる
輝は、中学時代には全中で個人優勝を達成しており、当時から190㎝を超える長身、100㎏を超える体重と、大人顔負けの体格をしていました。
そして、金沢の中学校を卒業すると、高校には進学せずに高田川部屋に入門します。
実績・体格面もあり入門当初から期待の力士として育てられ、見事に期待に応えます。
入門から4年で十両に昇進すると、2年後には初入幕。
大きなケガもなく、順調に出世街道を突き進んでいます。
とにかく、まじめで稽古熱心
輝は、特に稽古熱心な力士として知られています。
普段の稽古から手を抜かないのはもちろん、場所中でも夜のちゃんこを食べた後に、稽古場で基本動作や、その日の上手くいかなかった点をおさらいする、というエピソードがあります。
このように、相撲に真摯に向き合う姿勢が、順調に番付を上げている要因といえるでしょう。
輝のキャラクターについて
四股名は北陸新幹線の車両名が由来
輝は、入門当初は本名の「達 綾哉(たつ りょうや)」を名乗っていました。
しかし、2015年の十両昇進を機に「輝 大士(かがやき たいし)」に改名。
2015年は北陸新幹線の開業年ということもあり、その中でも最速車両の「かがやき」から四股名をとりました。
昭和の大横綱・輪島とは親戚関係
四股名の「大士」は、地元・石川の大先輩、昭和の大横綱の輪島からとってつけています。
地元の先輩へのリスペクトということもありますが、実は輝は輪島の遠縁の親戚関係といわれています。
なお、輪島の大士は「ひろし」と読みますが、輝の場合は「たいし」と読みます。
読みが異なる経緯として、高田川親方が輪島氏の名前を「たいし」と読むと勘違いしたことから、輝も同じ読みになったといわれています。
炎鵬とは中学時代の同級生で相撲部のチームメイト
輝は、生まれは能登半島の七尾市が出身ですが、中学でも相撲を続けるために、相撲部のある金沢市の西南部中学校に転校しました。
その西南部中学校には、宮城野部屋の炎鵬がおり、二人は相撲部のチームメイト・クラスメイトだったのです。
炎鵬が幕内に昇進してからは、直接対決も組まれることがあり、中継でも度々二人の関係が紹介されます。
輝の今後の活躍への期待度は?
入門以降、順調に番付を上げ続けている輝ですが、今後の活躍としてはどうでしょうか。
得意の突き押しに加え、かち上げやもろ差しなど、技術面・戦術面でも上達を続けており、今後にも大いに期待が持てます。
三役、それ以上を狙える素質は十分にあるので、さらなる活躍・昇進を楽しみに応援したい力士です。