旅行代理店のツアーにも組み込まれ、前売り券は即完売するほど、相撲観戦は人気があります。
もし、運よくチケットが買えて相撲観戦に行くとなったら、とても楽しみですよね。
しかし、長い伝統がある大相撲は観戦にもいろんなマナーがあります。
そこで、今回の記事では相撲観戦のマナーについて紹介します!
(コロナウイルスの感染予防強化時期はNGになることもあります)
これはOK!やっていいこと
大声を出して応援する
推しの力士や人気の力士が登場した際に、大声で力士の名前を呼んで応援することはOKです。
特に人気の力士が登場した際は、多くの観客が力士の名前を呼ぶので、地響きのような声援が開場中にこだまします。
なお、力士のニックネームを呼ぶのもOKですが、力が抜けてしまうような可愛いニックネームの場合は力士の調子が狂う可能性があるので、ほどほどにしておいたほうがよさそうです。
なお、大声を出しても良いのは仕切りの間までで、待ったなしに入ってからは静かにするのがマナーです。
※コロナウイルスの感染予防強化中は、大声での応援は禁止です。
ドレスコードは自由!
国技ということもあり、格式高いイメージの相撲観戦ですが、ドレスコードは特にありません。
ジーパンでも短パンでもビーチサンダルでもOKです。
ただし、下記の3点は要注意です。
①後ろの人の観戦の邪魔になるような大きな帽子などは観戦中は取ること。
②升席・溜まり席は、靴を脱いで座るので、タイトなパンツやスカートは避ける
(マナーというよりは座っていると疲れてしまう)
③溜まり席については、テレビによく映るのできれい目の格好をするほうが無難。
ただし③については、溜まり席のチケットを入手できること自体が奇跡的なので、あまり気にしなくても良いでしょう。
座席での飲食(席による)
座席でお弁当や飲み物、お酒を飲むのも基本的にはOKです。
取組中でも飲食は許可されているので、好きなタイミングで飲食を楽しみながら観戦してかまいません。
ただし、持ち込みは禁止されているので国技館内の売店や自動販売機などで販売されている飲食物を食べるようにしましょう。
ただし、溜まり席については、飲食が禁止されているので溜まり席のチケットが取れた場合は、飲食は我慢しましょう。
※コロナウイルスの感染予防強化期間中は飲酒は禁止です。
カメラ・携帯で撮影する(席による)
カメラやスマートフォンを持ち込んで、取り組みや土俵入りの様子を撮影するのもOKです。
推しの力士や人気力士が登場した際は、開場中からカメラのシャッター音が聞こえてきます。
ただし、力士の視界に影響が強いフラッシュは絶対に焚かないようにしましょう。
また、オペラグラス、双眼鏡を持ち込んで観戦する人も多くいます。
特に2階席や、升席の上の方の席だと土俵から距離があるため、力士の表情などがあまり見えないので、双眼鏡などの持ち込みはオススメです。
なお、溜まり席はカメラや携帯電話の操作は禁止されています。
これはNG!絶対にやっちゃダメ!
場所入り前・取組前の力士に触れる
大関以下の力士は、基本的には歩いて会場入りします。
その際に、力士に接近するチャンスは多くあるのですが、力士に触れたり、握手・サインを求めることは禁止です。
力士の身の安全を守るだけでなく、集中力にも影響が出てパフォーマンスが悪くなってしまうかもしれません。
推しの力士・人気の力士が会場入りする際などは、声援で元気づけてあげましょう。
なお、取組後に帰宅中の力士については、サインや握手を求めてもOKです。
力士の様子を見て声をかけてみましょう。
(負けて落ち込んでいるときは、そっとしてあげたほうが良いかもしれません)
座布団を投げる
平幕力士が横綱に勝利したり、とても見ごたえのある取り組みを見ると、興奮して座布団を投げる人がいます。
これは昔の風習で、金星を挙げた一番では座布団を投げる風習があったのですが、これは現在では禁止されています。
前の席の人の後頭部に座布団が当たることでケガをさせてしまう可能性があるため、非常に危険です。
良い取り組みを見て興奮するのも理解できますが、座布団は投げずに万雷の拍手で力士をたたえましょう。
ヤジを飛ばす
大声で力士の名前を呼んだり、声援を飛ばすことはOKですが、汚らしいヤジを飛ばすのはマナー違反です。
推しの力士が、情けない取り組みをした場合に文句の一つも言いたくなるかもしれませんが、ヤジは絶対にやめましょう。
取組中に席を移動する
立ち合い前の見合った状態になってから、取り組み中の間の席移動もマナー違反です。
相撲は、一瞬で勝負が決まる競技です。
あなたが立って席移動をしている間に、座っているお客さんが取り組みを見逃してしまう可能性があります。
お互いに気を遣って、気持ちよく観戦できるようにしましょう。
徹夜でチケット売り場に並ぶ
本場所のチケットは、前売り券・当日券ともにプレミアチケットで非常に入手が困難です。
そのため、徹夜でチケットカウンターに並んででもチケットを入手したくなるかもしれませんが、徹夜で並ぶことは禁止されています。
夜間に襲われる危険性もありますし、近隣の迷惑にもなるので、絶対にやめましょう。
マナーを守って楽しい相撲観戦を!
OKのマナーも、NGのマナーも、常識的に見ればどれも難しいものではありません。
ぜひ、これらのマナーを覚えて楽しく相撲を観戦しましょう!