輪湖時代を経て次に訪れたのは、現在でも大人気!千代の富士の一強時代です。
今回は日本中が「ウルフフィーバー」に沸いた1980年代の優勝力士を一挙に紹介!
年 | 初場所 | 大阪 | 5月 | 名古屋 | 9月 | 九州 |
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1980 | 三重ノ海 横綱 3回 | 北の湖 横綱 18回 | 北の湖 横綱 19回 | 北の湖 横綱 20回 | 若乃花 横綱 4回 | 輪島 横綱 14回 |
1981 | 千代の富士 関脇 初 | 北の湖 横綱 21回 | 北の湖 横綱 22回 | 千代の富士 大関 2回 | 琴風 関脇 初 | 千代の富士 横綱 3回 |
1982 | 北の湖 横綱 23回 | 千代の富士 横綱 4回 | 千代の富士 横綱 5回 | 千代の富士 横綱 6回 | 隆の里 大関 初 | 千代の富士 横綱 7回 |
1983 | 琴風 大関 2回 | 千代の富士 横綱 8回 | 北天祐 関脇 初 | 隆の里 大関 2回 | 隆の里 横綱 3回 | 千代の富士 横綱 9回 |
1984 | 隆の里 横綱 4回 | 若嶋津 大関 初 | 北の湖 横綱 24回 | 若嶋津 大関 2回 | 多賀竜 平幕 初 | 千代の富士 横綱 10回 |
1985 | 千代の富士 横綱 11回 | 朝潮 大関 初 | 千代の富士 横綱 12回 | 北天祐 大関 2回 | 千代の富士 横綱 13回 | 千代の富士 横綱 14回 |
1986 | 千代の富士 横綱 15回 | 保志 関脇 初 | 千代の富士 横綱 16回 | 千代の富士 横綱 17回 | 千代の富士 横綱 18回 | 千代の富士 横綱 19回 |
1987 | 千代の富士 横綱 20回 | 北勝海 大関 2回 | 大乃国 大関 初 | 千代の富士 横綱 21回 | 北勝海 横綱 3回 | 千代の富士 横綱 22回 |
1988 | 旭富士 大関 初 | 大乃国 横綱 2回 | 千代の富士 横綱 23回 | 千代の富士 横綱 24回 | 千代の富士 横綱 25回 | 千代の富士 横綱 26回 |
1989 | 北勝海 横綱 4回 | 千代の富士 横綱 27回 | 北勝海 横綱 5回 | 千代の富士 横綱 28回 | 千代の富士 横綱 29回 | 小錦 大関 初 |
※赤字は全勝優勝
寸評
「輪湖時代」だった1970年代から、1980年代前半は「北の湖」一強時代になりかけました。
そこに待ったをかけたのが、1981年当時に関脇だった千代の富士。
初場所で初優勝を成し遂げると、その年のラストを飾る九州場所ではすでに横綱まで昇進。
最終的に31回の優勝、7度の全勝優勝、5場所連続優勝など、千代の富士が80年代を支配しました。
千代の富士の人気の要因はその強さだけでなく、筋骨隆々とした肉体美に加え、俳優のような甘いマスク。
その人気は角界だけにとどまることなく、日本を代表する人気者になりました。
そんな千代の富士の独走に待ったをかけるべく、同門の北勝海(現在の八角理事長)や、大乃国(現在の芝田山親方)なども横綱まで昇進。
まさに千代の富士を中心に回ったのが、80年代の大相撲でした。